Q.
古木のウメの木、
年に一度5月頃に徒長枝だけ切る程度で、また、年に一度業者さんに消毒をしてもらうだけで、特段何の手入れもしていません。
それでも毎年花が咲き、美しい新緑を見せてくれます。
そろそろ虫が動き出す頃なので近づいてみると、カイガラムシがびっしりついていました。
また、ウメの木や石などについた苔に根をはる植物の葉の裏に、びっしり何かの卵がついていました。イラガかチャドクガの卵かな~と思いましたが、どうでしょう。
A.
白くびっしりついているのはヤノネカイガラムシです。
冬期のマシン油散布が効果的でしたが、仕方ありません。今度は、もう少したつと羽化して幼虫になるので、その時にモスピラン水和剤2000倍を散布してください。
下の写真は、ノキシノブという植物です。裏にお行儀よくついているのは、繁殖するための胞子です。害虫ではありません。(古賀)
訂正します。球形の白いものがびっしりついているのは、タマカタカイガラムシか、ウメシロカイガラムシのいずれかです。
防除としては、先述のとおり、冬期のマシン油散布が良いですが、羽化した後は、スプラサイド乳剤40を1500倍、またはマラソン乳剤1000~2000倍が登録されています。(小河)