Q.
セイヨウシャクナゲの葉に黒い斑点があります。
枝葉は伸びていますが、花つきは良くありません。
対処法を教えてください。
A.
セイヨウシャクナゲの葉に斑点を生じる病気として、
たんそ病・葉斑病・ペスタロチア病が発生します。
黒い斑点ということですので、葉斑病かたんそ病だと思います。
毎年発生するようでしたら、梅雨前から両病気に登録のある
殺菌剤(トップジンM水和剤、ペンコゼブ水和剤など)を、
2~3週間おきに2~3回散布してください。
農薬の散布濃度は、散布時に確認をお願いします。
花つきが悪い原因を文献で調べてみました。
よく言われることですが、一度に沢山の花を咲かせると、
翌年花数が少なくなります。
毎年、一定の花を楽しむのであれば冬に花芽を半分くらいに
にやるように調整しながら摘み取ります。
また、花がらを摘まないと新梢の出方が遅くなり
花芽が着かないことがあるそうですので、
花がらは早めに摘み取りましょう。
それから、剪定はほとんど必要ないと思いますが、
頂芽の伸びが旺盛ですので、新芽が3cmほど伸びたら
花がらと一緒に摘み取り、その下部の葉のつけ根(葉腋)から
出る芽2~3個を翌々年の花芽にすると記載されています。
そのようにされると枝が短くなり
間延びした感じがなくなると思います。
部分的にでも試されてはいかがでしょうか。
(小河)