Q.
我が家のマツが、松くい虫(ザイセンチュウ病)にやられたようだが、どうしたら良いだろうか?
A.
マツクイムシの症状としては、
虫がいる、かじった跡がある、虫糞がでている、
お盆過ぎに葉が赤くなる、
幹にくぎを打って抜いて放置しておいてもヤニが出ない
といったことで、マツクイムシにやられたかどうかを調べていたのですが、
最近のマツクイムシ(ザイセンチュウ病)は、
虫が見えない、かじった跡がない、虫糞が出ない
といった状況も見られ、
何とも見極めが難しいのが現状です。
登録農薬としては、
散布剤として(マツノマダラカミキリ対象)
スミパイン乳剤200倍
ファインケムB乳剤200倍
エコワン3フロアブル200倍
マツグリーン液剤 1000倍など
樹幹注入剤として(マツノザイセンチュウ対象)
グリーンガード・エイト
ショットワン・ツウ液剤
センチュリーエース注入剤
マツガード
メガトップ液剤など
その他、土壌潅注剤としてネマバスターがあります。
あくまで症状が軽い場合にはこのような薬剤を試してみましょう。
しかし、幹にくぎを打ってヤニが出るか確かめて、出ないようであれば助からないと思います。
残念ですが、切って焼く、切って薬をかけておく、チップにするなどして処分しましょう。(小河)
追記
1年のうち5月と9月が発生時期ですので、その少し前に殺虫剤を散布して予防しましょう。(古賀)