Q.フイリマサキの生垣

Q.
フイリマサキを生垣にしようと考えてますが、植える時期と剪定等をご指導ください。

A.
植栽時期は3~4月が良いでしょう。

支柱杭を立て横竹で固定して植えてください。

剪定は3~5月ごろまでに行います。

4~6月ごろ、ガの幼虫(ミノウスバ・ユウマダラエダシャク等)が葉を食害し、枝だけ残して丸坊主になることがあります。

ミノウスバの成虫は年に1回発生し、3月下旬ごろから孵化し、3回脱皮後に、5月頃さなぎになります。

ミノウスバには、オルトラン液剤(250~500倍)、ベニカエース液剤(250~500倍)、オルトランS(噴霧剤)が登録されています。

ユウマダラエダシャクの成虫は年3回発生し、3~11月に食害が見られますが、6~8月頃が最も激しい被害を受けます。
特にギンマサキやキンマサキ等の園芸品種に被害が多いと言われています。

ユウマダラエダシャクには、カルホス乳剤(1000倍)が登録されています。

その他、アメリカシロヒトリ、ケムシ類も発生しますので、その時にはデミリン水和剤(6000~8000倍)が登録されていますので、発生初期に散布しましょう。

また、葉の表面がうどん粉をまぶしたようになる「うどんこ病」が発生することもありますので、発生初期にマネージ乳剤(500~1000倍)、ポリベリン水和剤(1000倍~2000倍)を2週間おきに2~3回散布しましょう。(原田)