株立のシマトネリコの太枝を剪定したら幹の一部が黒くなった

Q.

シマトネリコが家の北東部分に植栽されています。
2022年夏に庭に除草剤を複数回撒き、そのせいもあるのか隣宅のシマトネリコよりも樹勢は弱かったです。
その後この冬には葉が全部落ちてしまいましたが、先月ごろから再度葉が芽吹き出しました。

しかし一本の幹は先端の方まで葉が出ないままだったので、芽が出ているところから先を4月10日に切りました。
切り口はそのままにしていいのかわからず、家にあった薬剤を吹きかけておきました。

本日雨天でしたが、ふと木を見ると切り口のところから幹が半分ほど黒くなっているのに気づきました。
芽が出ているところは黒く無いのですが、カビなどがついてしまったのでしょうか。

A.

黒くなっている幹は地際から切断してもいいです。切り口にはトップジンMペーストを塗ります。

黒くなっている部分の生死を確認するには、薄く樹皮を剥いで、その部分の色と湿気を確かめます。

色が白~淡緑色で湿り気もあれば生きています。生きているなら切らずに様子を見るのもよいでしょう。

株立の場合は、ある高さ以上に伸びた主幹は地際から切断して、小型の幹のものを育てます。そのうち、地際から新しい株が出てきますので、それらがある程度の高さになったら、高く伸びた古い太枝を地際から切断するのです。そうすると若くて高さの揃った株立となります。(小河)