Q.石灰硫黄合剤の散布について

Q.
庭の果樹に石灰硫黄合剤を散布したいのですが注意すべき事項があれば、教えてください。


A.
果樹類のサビダニ類、ハダニ類、
落葉果樹(発芽前散布)の縮葉病、カイガラムシ類、ハダニ類、
アンズのふくろみ病、
ミカンのかいよう病、黒星病、そうか病、ダニ類、カイガラムシ類、
モモの黒星病、縮葉病、胴枯れ病、
リンゴのうどんこ病、黒星病、ふらん病、モニリア病等に使用されています。
石灰硫黄合剤は薬害に注意する必要があります。

①主として発芽前に散布し、越冬病菌や害虫を防除するのに使用してください。
②素人は生育期の散布はしない方が良いでしょう。
③マシン油乳剤散布後は1ヶ月の間隔をおいてください。
④樹勢の弱っている木には薬害が出やすいので使用しない。
⑤混合して使用できないものは、ボルドー液、ジネブ剤、マンセブ剤、マンネブ剤、その他有機硫黄剤、有機リン剤、マシン油乳剤等です。

以上は、農文協さんの『農薬便覧』を引用または参考にした事項です。
他の農薬同様、使用に際してはラベルをよく見て、倍率・散布時期・注意事項を確認して使用しましょう。(小河)