Q.センリョウの実が赤く色づかない

Q.
 センリョウの実がついても赤く色づく前に落ちてしまいます。

 夏場は水まきをしたりして、きちんとお世話しているつもりなのですが、どうして赤く色づかないのでしょうか?

A.
 センリョウは反日陰を好む植物ですので、あまり日当たりが良すぎてもいけません。

 午前中日が当たる程度のところが好ましいのです。
 西日などは避けたが無難です。


 また、近くに樹勢の強い常緑樹(クス、モチ、カシ、モッコク、ツバキ等)があると、日陰になってしまうほか、センリョウ等の根が浅い植物にとっては栄養・水分を取られてしまい、花が咲かない原因にもなります。

 それから、花芽が出来る7月頃に水をやりすぎると花芽が付かないということもありますし、とても大きく茂った場合は株分けをした方がよく実がつきます。

 古い株でしたら、根株から半分以上の立芽を切り取って風通し良くしてください。

 密植状態(混み合った枝)の場合、実が赤くならないといった現象が発生しやすい傾向があります。

 剪定は冬場でよいですが、古い枯れかかった幹を根元から切るくらいで良いでしょう。(原田)