Q.ウメやマツにコケが付いている

Q.
 庭の梅や松の木に、キクラゲのようなコケがついています。
 これはなんでしょうか?

 また、このまま放置しておいても良いのでしょうか?

A.
 一般にコケ(苔)と言われるものは、蘚苔類、地衣類、気生の藻類、高等植物の一部までも含み、樹皮や岩石に着生したり、地上に生育する微少な植物の総称です。

 お尋ねのコケは、ウメやマツの樹皮につくウメノキゴケと思われ、地衣類に分類されます。

 地衣類は、菌類と藻類とが共生して出来た複合植物(地衣体)と言われています。

 つまり菌類は藻類にすみかと水分を与え、藻類は自分の生産した炭水化物を菌類に与え、互いに緊密な関係を保っています。

 このまま放置しても、枯れると言うことはありませんが、見つけたらはやめに、刷毛や歯ブラシ等で取るとよいでしょう。

 また、剪定してやることで、風通し・日当たりを良くすると、徐々に無くなる傾向があります。
(西岡)