Q.
確か6月上旬だったかと思いますが、葉の縁から枯れだし、最後は落葉するという状態が始まりました。
そこで、一度葉の全部を取ったところ新芽が出てきて、治ったと思ったのですが、その新芽も今では枯れて来だして、また、枝も徐々に枯れ始めました。
これは何の病気で、対処方法はどうすればいいのでしょうか教えていただけると幸いです。
A.
写真を見ましたが、はっきりしたことは判りません。考えられる事項を述べるにとどまりますがお許しください。
先ずは、カミキリムシ類の成虫による小枝の食害(後食)があります。
後食された小枝の葉が紅葉したようになったり、縮れたりします。
また、剪定が少し荒っぽい感じを受けます。
太い枝の剪定は、葉が落ちてから行うほうが良いでしょう。
枝の病気では、枝枯病、粗皮病(穿孔虫の食害痕から、やや陥没した褐色の病斑を作り、病斑が枝を一周すると上部は枯れる。)、胴枯病(枝や幹が侵され、病幹部は灰褐色になる。病気に罹った枝からは新葉が僅かに展葉しても枯死する場合が多い。)などがあります。
最後に、根の異常が考えられます。
肥料のやりすぎ、植え込み地の過湿(排水が悪い地形や土壌条件など)などによる根腐れが原因で、枝先から枯れこむこともありますので、その点も確認してください。
いずれにしても、枯れ枝を丁寧に切り取り、処分されるのが良いでしょう。(小河)