Q.
玄関前のツゲの木が枯れてきました。
先日飛び石の移動の際、根が下水管に絡みついていたので、
太い一本を切りました。そのせいでしょうか。
A.
下水管にからみついていた太枝を切ったこと、幾分原因があるかもしれません。
根と地上部のバランスが狂ってしまうのです。
断根したらその分地上部の枝葉を剪定しておく必要があります。
根は切られて50%の養水分しか吸い上げられないのに、
地上部の100%を養うのは大変な事です。
今からでもよいので、40%程度の葉をカットしてください。
そして朝晩の涼しい時間帯に水やりをしてください。
毎日すると多すぎるかも知れませんので、2日に1回程度、
様子を見ながらやってください。
それとは別に考えられることとして、
山取りのイヌツゲの植木には頭部や中間部の枝から一枝ずつ枯れ下がってくる性質があります。
これは山で生育している木には問題ないのですが、
山出しをして植木としてつくり、庭木として利用すると殆どのツゲの木が25年から50年位で枯れ下がり、
徐々に1年位で全枯れします。この場合だと、枯れるのを止めることはできません。(古賀)