Q.
カミキリムシの防除の薬剤は6月虫糞が出てからでいいのですか。
根もとをはぎ取ったら軟らかい部分があったので、気になります。
A.
前回の回答は、6月頃カミキリムシの成虫が木から脱出→後食→交尾→産卵→幼虫の樹木への侵入までの流れを説明したものです。
秋頃まで木くずが出ていたのであれば、現在その木の中に虫がいるわけですから、その虫を殺した方が良いです。
そうしないと、今年の初夏に成虫が出て、新たに加害する可能性があります。
木くずを見たら、すぐに処置した方が良いと思います。
今の時期は、まだサナギにはなっていないと思いますので、殺虫剤の注入で対応できると思います。
サナギの状態であれば、殺虫剤の効果は少ないかもしれません。この場合は、穴に細い針金等をさし込んで、虫を刺し殺します。
今年の5月以降、カミキリムシの後食痕(脱出した成虫が枝の樹皮をかじったあと)に注意してください。後食痕があれば、カミキリムシが飛来して、木をかじっているということです。
この場合、スミチオン乳剤やカルホス乳剤等の殺虫剤を散布してください。(神代)