Q.
6月頃から、カラタネオガタマポートワインの葉の裏に、
黒い点々がつくようになりました。
何十枚も同じような症状になっています。
また、葉が黄色や薄緑になり元気もありません。
「ベニカDX」という薬剤を噴霧しましたが効果がなく、
葉の裏の黒い点々が増えてきています。
住まいは東京都で、コンクリートのベランダに作った屋上花壇です。
日当たりは良く、花壇の周囲がコンクリートのため暑くなりがちです。
一部の場所から地面に通じており、そこから水はけがされています。
植栽して一年ほどですが、
一ヵ月前に水はけをよくするために土を入れ替えて
植え替えをしました。
これは何の病気で、どのような薬剤を使えばよいのでしょうか。
A.
葉裏の黒い点々は病気ではなく、吸汁性の害虫のように見えます。
(チャトゲコナジラミに似ています)
ベニカDXのブプロフュジンという成分は、
アブラムシやチャトゲコナジラミ、カイガラムシの幼虫に効果があると思いますが、
薬剤が葉裏に十分にかかっているのでしょうか。
葉裏に薬剤が十分にかかっているのに黒い点々が増えるのであれば、
試しにスプラサイド乳剤の1500倍液等に変えてみてはどうでしょうか。
幼虫の発生初期の薬剤散布が重要です。(神代)