Q.ツツジやサツキの花が少ない

Q.
ツツジ、サツキ類の花が少ない原因には、どのようなものがありますか。今からとれる対策があったら教えてください。

A.
ツツジ・サツキ類の花芽が形成される時期は、文献によっても色々ですが7~8月頃と言われています。

花芽は春から伸びた枝の先端に形成されますので、花芽が形成された後に新梢の先端を切り取ると、花芽をとってしまうことになります。
夏以降の整枝・剪定は、花芽を残すように充分注意する必要があります。

次に、蕾を食害する害虫を紹介します。

一つはベニモンアオリンガで、新葉や蕾を食害しますが、夏以降~9月は主として蕾を食害するといわれています。
成虫・幼虫は7~9月に出現するそうです。
蕾に食い入った幼虫は薬剤が効きにくいので、被害蕾は摘み取ってください。
薬剤としては、オルトラン液剤、チューリサイド水和剤があります。

次に、ルリチュウレンジというハバチの仲間で、成虫は青藍色です。
年3回発生し、3回目の発生が8月下旬から9月上旬になりますので、これから幼虫が葉裏に群棲して食害している様子が観察できるかもしれません。
見つけ次第、捕殺しましょう。
被害が激しいものでは、丸坊主になることもあります。
薬剤としては、GFオルトランC、GFオルトランS、サンフラパーAなどのエアゾール剤が登録されています。(小河)