Q.
クヌギの枝にこぶが出来ています。
ブログで見たらマツのこぶ病の記載があり、
そこにナラ類(コナラ・ミズナラ・クヌギ・カシワ)と
アカマツ・クロマツの間を行ったり来たりするとありました。
このこぶもこれに当たるのでしょうか。
A.
相談の中に書かれています内容は
マツのこぶ病についての記載です。
確かに、マツのこぶ病菌は、春4~5月に
クヌギに伝染します。クヌギでは毛さび病と言い、
最初葉裏に黄粉を生じ、8~9月には
黒褐色毛状物を生じると言われています。
クヌギのこぶはマツのこぶ病菌によるものではありません。
樹木には色々の病原菌により、茎・枝・幹に
こぶ状物を作る病気が知られていますが、
クヌギの枝にこぶを作る病気は今のところ
報告されていないと思います。
それから、クヌギの枝に虫こぶを作る害虫が
知られています。今回の「虫こぶは」は、
当センターの参考書で見た限りでは、
ナラリンゴタマバチによる虫こぶ(ナラメリンゴフシ)に
類似しています。ネットで「クヌギの虫こぶ」で検索されると、
クヌギに出来る「虫こぶ」の情報が沢山出ていますので、
比較検討してください。 (小河)