Q. 10mの高さの銀杏に関しての質問です。一番上の方2~3mの部分の葉が先端より枯れはじめの様に赤くなっています。下の方も一部、枝先の葉、数枚が先端より中心部に向かって赤くなっています。病気なのか、枯れる兆候なのか教えて下さい。(写真添付)
A. 1. 病徴から見ると、すす斑病に類似する。葉の病気としては他にペスタロチア病があり、見分けにくいが、ペスタロチア病は、病斑に黒色でやや隆起した小粒点が認められます。すす斑病の場合には、病斑表裏両面にすす状の毛ばだった黒粉が不規則輪紋状に、または一面に形成されます。ルーペで観察してみてください。
2. 対処法として両病害とも、落葉を集めて処分することで、次の年の感染源をなくすことと、予防として6~9月にかけ、ジネブ剤(400~600倍)を1~2回薬剤散布する。(小河)