Q.
ツツジ・サツキの花数が少なくなっていますが、原因は何でしょうか。
このまま花が咲き難くなるのでしょうか。
対策はありますか。
A.
花つきが悪い原因としては、剪定時期とその要領の悪さもありますが、蕾に潜って食害するベニモンアオリンガという害虫の被害が考えられます。
剪定花が終わってすぐに行い、そのあとは徒長枝のみを剪定すれば、花芽を切ることは少なくなります。
ベニモンアオリンガは、1年に2~3回発生すると言われています。
蛹で越冬し、4月頃から成虫(前翅緑黄色の美しい小型の蛾)が発生します。
幼虫は4月末頃から9月まで見られ、特に、8~9月の幼虫は主に蕾を食害しますので、この時期に発生が多いと翌年花を観賞することができなくなります。
防除ですが、蕾に潜った幼虫は薬剤が効きにくいので、被害蕾を切り取るか、被害初期(8月上旬)から下記の薬剤を2~3回散布します。
ツツジ類で登録:GFオルトラン液剤(250~500倍)、
サツキ・ツツジで登録:オルトラン液剤(250~500倍)、チューリサイド水和剤(1000倍)(小河)