Q.ツバキの花が咲かない

Q.

鉢植のツバキ、葉は元気なのですが、花が咲きません、枝も灰色になっています。根は十分張ってます。
鉢を動かしたら、鉢から根が出て地面にも根が張っている状態でした。

A.

お写真を見ると、つぼみがついていますね。

それでも花が開かないとすれば、まず、考えられるのは灰色かび病です。
罹病し、落下した花上に多数の胞子が形成され、飛散して新しく開いた花や蕾に感染します。
罹病落下花の清掃が大切です。

次に考えられるのは剪定時期です。
蕾があるので、剪定時期は間違えられてないと思いますが、花芽の形成時期は6~7月頃ですので、その時期以降に枝先を切ってしまうと、花芽を切りとるこになりますので注意してください。(小河)

 

定期的な消毒管理が必要です。
樹木の登録はない薬剤ですが、果樹・野菜類作物では使用されている薬です。

モスピラン水和剤またはアクタラ水和剤のいずれかの薬を使用。
5月下旬、6月上旬、6月中旬の3回消毒すれば十分です。
この薬は、カイガラムシ類、アブラムシ類、ガ類、その他の害虫にもよく効果の出る薬です。

それから植え替えをしてください。木の大きさに対して、育成用土が少ないです。
肥料として、冬に油粕と骨粉の玉肥を与えてください。(古賀)