サツキ植え込みから飛び出したカヤに除草剤を使いたい

Q.

1-1、サツキ植え込みからカヤ(現在白い穂発生)様の雑草が発生しています。グリホサート除草剤を葉面に散布する場合、サツキの葉にもかかりますがサツキは大丈夫でしょうか?
1-2、また他の除草剤で手軽に除草できる製品があればご教授ください。

2、椎?の木(直径30CM)から1.5Mほど離れたところに同じ樹木(直径6CM)があります。もし、実生ではなく地下茎で繋がったヒコバエの場合、このヒコバエに除草剤の樹幹注入を行うと親樹も枯殺されるでしょうか?

A.

回答1(佐々木樹木医)

1-1
ご存じのように、グリホサートは葉面散布して根まで枯らす除草剤ですので、サツキにかかれば枯れる可能性があります。
現代農業の今年の7月号に同じグリホサート系の除草剤を使ったヤブカラシの除草方法が載っていたので添付します。
要するにゴム・ビニール手袋をしてその上から軍手を付け、除草剤をしみこませ、葉をなでる方法です。ただし、正式な農薬の取り扱い方法ではないと思います。以前、緑の相談で芝生の中の雑草を枯らす方法として、樹木医の先生が同じような方法を教え、ブログに載せたら、それは農薬取締法上?ダメとの指摘がありました。
あくまでも、自己責任で使用してください。
1-2
手軽に除草できる製品の心当たりはありませんので、日曜日緑の相談員の先生に聞いてみます。土壌散布型は、結構周りの樹木が枯れた、おかしくなったという問い合わせがあり、よく聞くと土壌散布型の除草剤が使われたという話があります。
2.
ヒコバエで根がつながっていたら、グリホサートは根まで枯らす除草剤ですので、枯れる可能性があります。
タケを枯らすのに、グリホサート系のラウンドアップを樹幹注入する方補があるので、根を枯らし親樹も枯れると思います。
回答2(古賀樹木医)
サツキの刈り込みの中のカヤの除草散布は次のようにされることをおすすめします。
大切なのはサツキの葉に除草剤がかからないようにすること。
少々大変ですが、次のようにしてください。
50倍液くらいの除草剤を作ります。ハンドタイプのスプレーボトルに作ったら散布しやすいです。
刈り込みの下に手を入れ、手で一握り一握りカヤを倒しカヤに散布します。
押し倒したカヤだけにかけるのです。
また、サツキの地際に新芽がある場合、そのヒコバエ(新芽)を先にグラモキソンで枯らしておきます。
枯れたのを確認して(1週間位して)から、ハンドスプレーで一握り一握りやっていく方法を実践してみてください。