Q.
ソメイヨシノの壮齢木の地際にきのこが沢山出ていますが、何というきのこでしょうか。
きのこは、半円で大型の傘が数枚重なって生えています。
傘の表面は卵黄色の周縁を除いて赤褐色~黒褐色で皮状になっています。
内部は材木色でコルク質です。
裏側は、微細な穴がびっしりと出来ています。
きのこの処理はどうすればよいでしょうか。
A.
実物を見たわけではありませんのではっきりとは言えませんが、お話のようなきのこでは、ベッコウタケというきのこが出来ます。
ベッコウタケは、広葉樹の立ち木の根株を腐朽させる根株腐朽菌で、きのこは幹の地際から発生します。
被害が激しくなると台風などの際に、倒伏する可能性が高くなりますので、できれば腐朽部を取り除く外科手術を施すほうが良いと考えます。
きのこだけを取り除いても、きのこはまた発生します。
樹木医などにご相談されて、一度現地を見ていただき、対策を検討されることをお勧めします。(小河)