Q:
昨年植え替えをしたヤマツツジ(高さ1m)の葉先が枯れ、全体に広
なにか予防方法はありませんか。
A:
1.ヤマツツジの葉の病気
〇さび病(場所による)〇葉枯病(葉縁・葉先から)〇葉斑病(葉に褐色・不整状の病斑)
2.害虫(全身症状から)
〇ソボリンゴカミキリ(幹や太枝にノコクズ状の虫糞が出ていないでしょうか。シャクナゲにも発生が認められています。)
3.地際・根の傷み(全身症状から)
いつ頃から、そのような症状が出始めたのか?
枯れ始めて全身に広がるまでの日数は?どうでしょう。
急激に全身に広がったのであれば、地際や根の衰弱・枯死が考えられます。(白紋羽病等の病気と過湿による根ぐされ)
また、土壌施用の除草剤を根の伸びている所(樹の枝の拡がり樹冠の外)に使用しても全身症状が起こります。
以上のようなことが考えられますが
昨年植え替えをしたとのことですので
そのことがきっかけで弱っていることも大いに考えられます。
ツツジは植え替え・植え付け時に注意を要します。
もともとついている土を落として植え付ける必要がありますし、
上部をカット(剪定)する必要もありますし、
植え付けた後、根付くまで乾燥に気をつけなければなりません。(小河)