Q.ラカンマキの枯れ

Q.
ラカンマキの下枝が枯れてきました。対処法を教えてください。

A.
木の大きさ(生垣か枝作りの大きな木か)などの状況が不明ですが、小枝の被害であれば、虫害としてはハマキムシ類やアブラムシ類の被害、病害としてはペスタロチア病等が考えられます。

ラカンマキ・樹木類としての登録はないと思いますが、スミチオン乳剤やカルホス乳剤等の殺虫剤とトップジンM等の殺菌剤を、周辺に被害を及ぼさないように注意して散布すると良いでしょう。

あるいは、アブラムシ類にはモスピラン液剤(500倍)を散布すると良いでしょう。

そのほか、枝作りの大きな木の下枝が一枝全部枯れてしまっているとすれば、原因は別に考えられます。
下枝の部分の日照不足や土壌条件の悪化等が考えられますので、剪定をして下枝まで充分に日が当たるようにしてください。

また、木から数メートル離れたところを掘り、有機質肥料を施し、土壌改良をされてはどうでしょうか?
この作業を数年繰り返すと、通気性・排水性の良い土壌となるでしょう。

最近、鹿児島県ではキオビエダシャクという虫の被害が多く見られます。
この虫の食害を受けると、木全体が枯れてしまうということもあるようです。

成虫は羽根に黄色の筋がある蛾で、特徴的ですので、比較的容易に見分けられると思います。早めに殺虫剤(スプラサイド乳剤40(1500倍~2000倍)など)の散布が必要です。(神代)