Q.マツのみどり摘みをするには遅すぎるのか?

Q.
マツのみどり摘みをするには、少し遅すぎるでしょうか?
今頃つんでも問題ないでしょうか?

A.
マツのみどり摘みは関西地方だけの剪定技法です。
関東では全くしませんし、京都の古庭等でも致しません。

九州では通常、田植え前後にします。
6月の上旬か中旬に実施すれば最適です。
あとあとの管理(芽割りや古葉取り)も楽にできます。

この最適な時期よりも早い時期にみどり摘みをすると、
芽が3~5センチくらいのびて葉の長さも長くなります。

逆に遅い時期にすると、小枝の伸びが1センチ以下になり葉の長さも非常に短く伸びます。

時期が今頃(7月半ば以降)に遅れると芽伸びが少なく、後跡の管理で指先やハサミが入りにくく作業がしにくいです。

もし、どうしても今摘まれるのでしたら、
必ず化成肥料を施してください。
8-8-8くらいの成分が良いだろうと思いますので、
園芸店や農協で聞いてみてください。

みどり摘み後に播いて、10日後くらいにまた播いて、天気の良い日には夕方に水やりをするなどしたら、少しは管理しやすいでしょう。(古賀)