Q.
家のマキの木の葉がふるう(おちる)。
新しく出た葉もふるう。
原因と対処法を教えてください。
ちなみに、除草剤等は使っていないので、薬害ではないと思います。
A.
葉がふるう病気に、白葉枯病があります。
葉先から淡褐色になり、のちに灰褐色に変わります。
病斑は新葉基部に広がり、葉の半分以上、時には全体が灰白色になって落葉します。
白葉枯病には登録農薬はありませんので、病落葉を丁寧に集めて処分してください。
以前は、春先から2~3週間おきに銅水和剤(500倍)を数回散布しましょうと記載された単行本もありましたが、散布には細心の注意が必要ですし、隣接して農作物がある場合は使用しない方が良いでしょう。
それから、樹全体は元気でしょうか?
全体に弱った感じになり、葉が黄変、退色後、褐変して落葉するようでしたら、根の病気も考える必要があります。
よく観察してください。
それから、枝葉がこみあっていたら、日当たり・風通しを良くするように剪定されることをお勧めします。(小河)
6月中頃、剪定と消毒を行いました。7月終わりごろになって、枯れ始めました。種類は、まきの木です。近くにつげのきがあったのを伐採して切り株に除草剤をまきました。植木屋さんに見てもらったら、そのつげのきの付近にまきの木の根っこがいっているから枯れ始めたのではないかと言われました。枯れた枝などは切った方がいいのですか?
樹木医より回答がありました。
参考にしていただければ幸いです。
【回答】
木の根っこは遠くまで伸びており、木の根元には除草剤をまかなくても、遠くまで伸びた根が吸収して枯木となった話は、たまに相談があります。
助けられるかは分かりませんが、手だてとしては、以下の通りです。
マキの根株周り周辺に鉄棒で30~40センチ深さの穴を開けます。
20センチ間隔くらいで50個以上の穴をあけるイメージです。
そこにあちこちホースを引っ張ってきて、1~2日間水を流し込み続けます。
人間でいう胃の洗浄と同じで、薬を流し出すということです。(古賀)
それでは、まきの木の枯れた枝などは剪定した方がいいのですか?
おはようございます。
福岡県緑化センター管理事務所の平田と申します。
このたびブログで緑のご相談を頂きました件につきご連絡致します。
(メールをしましたところ、送れませんでしたので、この場でご連絡申し上げます。)
お尋ねの件は毎週日曜日に当センターに専任の樹木医が参りますので、その時に尋ねることになります。
ただ、今度の日曜日(12日)は緑の相談室がお盆休みをいただいておりますので、次回の相談日が19日(日)となります。
そのため、大変申し訳ございませんが、今回のお返事(返信メール)は早くても21日(火)になります。
なお、樹木医が何点か質問したい場合もありますので、可能であれば電話で樹木医と直接お話しされるほうが良いと思います。
8月19日(日)10時から15時の間にお電話くだされば助かります。
福岡県緑化センター 電話0943-72-1193
また、お急ぎの場合は、福岡市植物園の緑の相談室も御利用ください。
福岡市植物園 電話092-522-8100
お手数お掛けしますが、どうぞ宜しくお願いします。(福岡県緑化センター管理事務所 平田)
始めまして。
実家の家に樹齢50年くらいのマキの木があります。
今年は新芽が元気なく古い葉もしなびれてる感があります。
(枯れかけみたいな感じです。)
2年前にあまり伸びすぎなので先端の幹をざっくりきり落としました。(直径約20㎝。手入れに脚立をかけても手入れ困難の為)
原因として
①その切り落とした幹に防虫対策をしなかった。
②樹木の寿命
ってとこでしょうか?
メネデールなどで対策出来ますか?
樹木医より回答がありました。
参考にしていただければ幸いです。
【回答】
写真等があれば分かりやすいのですが、想像も含め回答します。
マキの木はそのくらいの剪定で、今回のような症状になることは少ないのですが、
例えば根元近くに粒剤の除草剤を播いたとか、
窒素成分の高い肥料を多く施したとかいった場合は異常をきたします。
メネデールの200~250倍液を根元に
50~100Lくらい注入するのは効果があると思います。(古賀)