Q.アラカシの紫かび病について

Q.
アラカシが紫かび病に侵されているようです。

対処法を教えて下さい。

A.
紫かび病はアラカシをはじめカシ類の代表的な病気で、葉裏に紫や褐色の斑点が多数形成され、多発すると見苦しい姿となります。

春から秋にかけて発生し、発生初期であれば被害枝を剪定して取り除けば良いのですが、生垣等広い範囲に発生するようであれば、下記の殺菌剤を散布してください。

冬期には病葉上で菌糸の状態で越冬し、翌春からの伝染源となりますので、現在紫かび病の症状が出ているようであれば、石灰硫黄合剤を散布するとよいでしょう。

また、落葉病葉も伝染源となりますので、病落葉の清掃にも気をつけましょう。

この他に、カシ類のうどんこ病としては、葉表や葉裏にうどん粉をまぶしたような「表うどんこ病や裏うどんこ病」が発生しますが、対処法は同じです。(神代)

うどんこ病に登録のある殺菌剤:トリフミン水和剤(3000倍)、マネージ乳剤(1000倍)、モレスタン水和剤(2000倍)、フルピカフロアブル(2000倍)、ポリベリン水和剤(1000倍)、ヒットゴールド液剤AL(原液)