Q.ホンキリシマツツジの枯れ

Q.
自宅の庭にいろんなツツジを植えています。

そのうち、ホンキリシマツツジが新芽が大きくなる前に茶色になっています。

また、葉に黒い斑点が見えます。

さらに緑の葉がぽろぽろ落ち始めました。

対処法を教えてください。

A.
キリシマツツジは平地で高温のところでは育ち難い系統です。
せめて、真夏は半日陰位の方が良いでしょう。

新芽が大きくなる前に茶色になる原因としては、ベニモンアオリンガという虫が新芽を食害した為に起こった現象かもしれません。

ベニモンアオリンガの幼虫は葉や蕾を食害します。
4月頃から成虫が発生し、4月末ごろから9月まで幼虫が認められます(1年に2~3回発生)。

また、8~9月の幼虫は、主として蕾を食害しますので、翌年の花つきが悪くなります。

4月ごろに被害を見つけたら、オルトラン液剤を散布しましょう。

次に、
葉に黒い斑点が見られるとのことですが、
たぶん褐斑病か葉斑病だと思います。

毎年被害が出る株には病落葉を綺麗に清掃し、新葉が開き始める頃から殺菌剤を散布しましょう。

薬剤としては、銅水和剤やマンネブ水和剤があります。(小河)