Q.
ツツジ・サツキを移植したいのですが、
時期と注意点などがあれば教えてください。
A.
常緑性のツツジ(クルメツツジ、キリシマツツジ、
ヒラドツツジ、モチツツジなど)の移植の適期は、
3~4月が適期です。
文献によりますと、落葉性ツツジ(レンゲツツジキバナツツジなど)
は開花期、萌芽期が常緑性ツツジよりも早いので、
ひと月早い2~3月が適期だそうです。
また、落葉性ツツジは性質が弱く移植に弱いので、
根鉢を大きめにつけて掘り上げて、花芽や根を傷めないように
注意して植えつけるようにしましょう。
サツキの移植時期は、文献によりますと
3月中・下旬から6月の梅雨時期になります。
移植場所ですが、常緑性のツツジは日陰だと
間延びしますので日当たりのよい場所を選び、
落葉性ツツジは夏の直射日光による高温、乾燥を嫌いますので
西日の当らない場所を選んでください。
ツツジ類は水はけが悪いと根腐れを起こしますので、
水はけのよい場所を選んでください。
平地で水捌けが悪い場合には高く盛り上げて植えつけ、
水捌けを良くしてください。
ツツジ類は酸性土壌を好みますので、
植え付け前にピートモスや腐葉土を2~3割混ぜた土で
埋め戻してください。
また、連作も良くありません。
ツツジ類が植栽されていた場所に違った種類を植える場合にも、
ピートモスや腐葉土で土壌を改良しておく必要があります。
それから、常緑性ツツジやサツキ類は、
根が固く締まった状態になっている場合が多いので、
その時には土を落として根をほぐしてから植え穴に置き、
根の間に土が入るように丁寧に植えつけていきましょう。
(小河)