Q ネズミモチが枯れる

Q.
植えて20年位になる垣根にしているネズミモチが、5年位前から次から次に枯れて、引き抜いてみるとコガネムシの幼虫が1本に1匹位の割で見つかります。

原因はコガネムシでしょうか?

A.
お尋ねのネズミモチの枯損ですが、コガネムシ類の幼虫が1本に1頭位いても枯れることはありません。
次々に枯れるのは、例えば1本枯れて、そのとなり合わせの木が次に枯れるという様な状況でしょうか。
もしそうであれば、根や根株の病気を疑う必要があります。

根や根株に綿毛状の菌糸の固まりがありませんか?(白紋羽病)根株の樹皮を剥ぐと扇状をした菌糸の固まりがありませんか?根株付近にきのこが生えていませんか?(ならたけ病、ならたけもどき病など)。

そのような状況であれば、枯れた木は根株から掘り起こして処分して下さい。腐った根も出来る限り取り除きましょう。

 また、ネズミモチが植栽されている場所の水はけが悪いと根腐れを起こして、衰弱・枯死する場合があります。その場合には、水はけを良くしましょう。(小河)