Q.
ツツジ・サツキにはコンポスト肥料は使用しない方が良いと聞きました。
何故でしょうか?
施用するとしたら、その量はどれくらいでしょうか。
A.
ツツジ類は、土壌のpHがやや酸性の土壌でよく成長する樹木です。
ブロックやセメントで塀を作った近くにツツジ類を植えると成長が抑制されることがあります。
それは、ブロックやセメントから炭酸カルシウムが溶けだし、土壌をアルカリ化するためだと言われています。
石灰岩地帯の流水を散布しても、土壌がアルカリ化して成育が阻害されることもあります。
そのような場合には、酸度未調整のピートモスや腐葉土などを土に混ぜ酸性土を高めると成育が良くなります。
コンポスト肥料は生産段階で石灰が多量に使用されている場合が多く、pHは8前後とアルカリ性です。
そこで、大量に施用すると土壌がアルカリ性を呈し、成育を阻害します。
ここ数年石灰質肥料を全く施用していないようでしたら、土壌改良のつもりで通常施用する1/3量位を入れてみてはどうでしょう。
本当は、施用しながらpHの変化を確認した方が良いのですが。(小河)