Q.ツツジの管理

Q.
ツツジの年間通した管理方法を教えてください。


A.
【剪定】
文献で異なりますが、7月~8月に春から伸びた枝の先端に花芽が形成されると記載されています。
クルメツツジは6月下旬から7月とやや早くなっています。
そこで剪定は花後から6月中旬くらいに行います。
その後は樹姿を乱す枝や枯れ枝のみ切り取ります。
花芽形成以降に枝先を綺麗に刈り込むと花芽を切ってしまうことになりますので注意しましょう。

【施肥】
落葉性ツツジは早めに、常緑性ツツジは2~3月に、油カスと骨粉の混合肥料を施します(寒肥)。
また、花後の5月~梅雨前に油カスをお礼肥として施します。
それから秋口に花芽形成のために骨粉と油カスの混合肥料を施します。
2009年6月14日のツツジの肥料の記事も参考になさってください。

【害虫】
①ツツジグンバイ:5月ごろから
 スミチオン乳剤(1000倍)またはオルトラン水和剤(1500倍)
②アザミウマ類:4~5月
 オルトラン水和剤(1000倍)またはアドマイヤーフロアブル(2000倍)
③ベニモンアオリンガ:9月~
 オルトラン液剤(250~500倍)またはチュウリサイド水和剤(1000倍)
④ルリチュウレンジハバチ:4~9月
 オルトランC、サンフラパーAなど

【病気】
①もち病
発生次第摘み取る
②葉斑病
ペンコゼブ水和剤(600倍)またはトップジンM水和剤(1000倍)またはZボルドー(800倍)
病害虫防除は発生状況を見ながら行いましょう。(小河)