Q.
サザンカやヒラドツツジの葉が黒くなっていて、こすると取れます。見苦しいのですが。
A.
すす病でしょう。虫の排せつ物が原因です。
虫としては、カイガラムシやチャトゲコナジラミ等が考えられます。
近年、チャトゲコナジラミの被害が多く見られます。葉の裏に3~4ミリの平たいものが多数ついていたら、この虫の可能性が高いです。
カイガラムシやチャトゲコナジラミに対しては、冬期のマシン油乳剤の散布が有効ですが、もう新芽が伸びはじめた今の時期はかけないほうが良いです。
チャトゲコナジラミの夏期用の薬は、
5月中旬 アプロ―ドエースブロアブル1,000倍 (発生状況を見ながら)
8月上旬 ガンバ水和剤1500倍( 〃 )
または
ウララDF1000倍 ( 〃 )
10月下旬 トモノールS100倍( 〃 )
(夏用マシン油、高精製なので薬害が出にくい)
なお、この虫は葉の裏に張り付いていますので、いずれの消毒も、葉の裏に薬剤がかかるように行って下さい。(神代)