Q.
自宅の庭(南西)に、ぼうぼうに茂った8メートル程のヒマラヤ杉があります。
下の方を4月頃に強剪定しました。
上から2メートル程は届かずそのままにしていたら、
6月に大量の松毛虫が発生し、
緑を全部食べられて細枝だけが残り、
茶色に枯れたようになってしまいました。
先端わずかに緑が残っている所もありますが、
毛虫がだんだん下に降りてきたので、
剪定後の残してある下の方の葉にスミチオンを消毒しました。
下の方の緑の葉は無事残っています。
上の方の茶色く枯れたようになった枝を、
高枝切りチェーンソウで、
幹から切って6メートル程にしようかと思うのですが、
大丈夫でしょうか。今は、松毛虫もいなくなったようです。
A.
*松毛虫(マツカレハ)
①成虫:7~8月発生→交尾後、針葉に産卵
ふ化:7月前後→ふ化幼虫は集団で新梢の葉の片側だけを食害
②4~5齢幼虫で越冬→落葉の中、樹皮の割れ目等
3~4月に樹上に昇り葉を食害→7~8齢で蛹に。
③蛹化:6月下旬~7月→蛹期間20日前後
*断幹について
見映えは良くないですが、新芽が出るか否か確認し、
どうしても断幹したい場合には、翌年2月下旬~3月上旬に行われた方が良いと思います。
切断面には、殺菌剤を塗布してください。
*マツカレハの防除
新生幼虫の食害がないか確認してください。
食害があれば駆除してください。スミチオンで対応。
(小河)