Q.ヤマモモの太枝・小枝にできたこぶについて

Q.
 ヤマモモの太枝や小枝にこぶが沢山ついています。

 原因は何でしょうか。

 また、対策はどうしたらよいでしょうか。

A.
 おそらく、ヤマモモのこぶ病(細菌病)だと思われます。


 こぶ病は沖縄県や鹿児島県などで発生が多いとされていましたが、福岡県でも公園樹や庭木で発生しているのを確認しています。

 幹・枝・葉柄などに発生します。

 こぶは最初いぼ状の突起ですが、表層部が黒褐色、粗造となって亀裂を生じます。こぶが枝や幹を一周すると上部は枯死します。

 薬剤による予防は、登録農薬がありませんので不可能です。

 そこで、伝染経路は明かではありませんが、整姿・剪定時に感染源と考えられるこぶの多い枝を除去します。

 また、新梢、枝、葉柄などに形成された新しいこぶ(病患部)は注意深く除去し、次の感染を予防してください。(小河)