Q.
幹回り60~80㎝のもみじの幹の下側部分(幹の30~40%)が枯れています。健常な部分から巻いてきている状態です。傷んでいる部分より上の幹は何ともありません。原因と対策を教えてください。
A.
テッポウムシ(カミキリムシ)の被害です。数年前に幹の皮を食害して、傷んだところが枯れているのです。健全な部分を通って養分は上へ下へ流れて維持しています。
痛んだところをタワシまたは金ブラシで洗浄し、習字で使う本当の墨液を塗ってください。市販の墨汁ではダメで、墨を磨って作ってください。これが防腐効果が高いです。
痛んだところがかなり大きいため、上部の枝を間引き剪定してください。上部の枝を少し減らしてあげることで、上下する養分のバランスをとります。(古賀)