Q.クロマツの多芽病

Q.
庭のクロマツの冬芽のまわりに小さな芽がたくさんできて、全体的に丸い固まりみたいになってます。
昨年も同じようになって見苦しい状態になりました。
原因と対策を教えてください。


A.
もう少し芽が伸びてくるとハッキリしますが、多芽病の初めの症状ではないかと思われます。
多芽病の発生原因はよく分かっていませんが、昨年枝の先端部にたくさんの新芽を生じ、細くて軟らかな弱弱しい芽が伸びてきます。
伸びが悪く、針葉もほとんどできずに枯れるものがほとんどです。

対策としては、みどり摘みのときに、昨年伸びた枝の針葉のついている部分で切断し処分します。
針葉の基部から新芽が伸びてきますので、それを伸ばしましょう。
わが家のクロマツでは、マツの材線虫対策で5月中旬~7月上旬にかけ、殺虫剤を3回散布するのみですが、過去に一度多芽病が発生したあとは、大発生していません。(小河)