シダレウメの枝が穴あきボロボロ

Q. 植栽期間7~10年程のシダレ梅です。幹の膝丈程の高さの場所が茶色に変色しています。触ると表面が少し脆くなっている様ですが、ひどく腐っている感じはありませんでした。また、黒蟻が巣をつくっています。葉も全体的にハダニの様な症状があります。自宅は長崎県です。植栽場所は日当たりは悪くありません。高植えしてあり、その部分は土質も悪くはないのですが、その下は水はけが悪いです。除草剤は使用していません。剪定を8月1日にしています。その時はまだ症状に気づかず、先週異変に気付きご相談させて頂いております。よろしくお願い致します。(写真あり)

A. クロアリは樹木に悪影響を与えるものではありませんが、いないにこしたことはありません。気になるようであれば殺虫剤を数日注入してください。幹に穴があいているのはコスカシバの成虫が出た穴かも。コスカシバの幼虫が入ると幹からヤニが出ます。また、小枝・葉にも病気がついています。春から殺虫剤・殺菌剤の混合液を散布してください。クロアリが運び出した木くずをブラシ等で掃除して、樹皮の傷んだ部分をはっきりさせる。樹皮が剥げている所には墨等を塗る。幹の異常なふくらみが気になります。剪定の際には次の芽が出るように、小枝・葉芽を残して剪定する。(神代)