Q.マツの葉枯れ

Q.

1.現況
①昨年秋に枝により大きく差異が生じて葉枯れにより、針葉が殆どが落ちたところもあり、しかし、何の問題がない枝もありました。
②枯れ葉は取り除き、油粕を5、6箇所与えるように家主にお願いする。
③年があけて5月以降7月までの間、キノンドー水和材40を2回/月、実施してもらう。10L/本施工する。引き続き防除をお願いする。
④今年春新芽が吹き一安心していたところ、昨日久し振りに見ると葉色が抜けていた、ここ1ヶ月で。
⑤連日の暑さでダニによるものかと思い観察したところ糞、糸とう確認できなかった。
⑥現状の葉色は普、中、悪いと丁度三段階に別れている。
2.自分が考える発生原因と対策
①菌による病気と考え、防除を続けている。
②樹勢回復を願い、液肥、葉肥を与える。
上記くらいしか考えが浮かびません。宜しくご指導をお願い致します。

A.
写真では原因が何かは良くわかりません。
広島県内の樹木病害を担当する広島県緑化センターや広島県林業技術センターに相談してください。
現物(枝等)を持参されるか、現場を一度見ていただくと良いと思います。
マツの管理方法全般もお聞きください。

防除と対策
①葉枯れ制の病害を疑うのであれば、今実施されているキノウドウ水和剤40の500倍液を2週間おきに9月末まで散布を続けてください。

②尾道であれば、マツの材線虫病(いわゆるマツクイムシ)の被害地ですので、感染してないかどうか確かめましょう。
幹(40~50センチくらいの高さ)に五寸釘を3~4か所(前後左右に)材に達するまで打ち込んだあと引き抜いてください。
翌日までに釘を打ち込んだところから樹脂(ヤニ)が滲出流下すれば、ひとまず安心ですが、病気の進行が遅い場合もありますので、
9月になったらもう一度上記の要領で樹脂量調査をしてください。

③土壌改良や夏期高温少雨時期の水やりも大切です。(小河)