Q.ベニカナメの生垣について

Q.
 住宅地でベニカナメの生け垣をよく見かけます。丈夫で育てやすい種類があると聞きましたが、植え方等教えてください。

A.
 ご質問の木はセイヨウベニカナメ(レッドロビン)の事だと思われます。

 従来から、ベニカナメは生け垣用の樹木として広く利用されてきましたが、病気(ごま色斑点病等)に弱いという欠点があります。

 そこで最近では、病・虫害に強いセイヨウベニカナメが多く使われるようになりました。この木は病気や虫の被害も少なく強剪定にも耐えるので、生け垣用の樹木としては利用しやすい樹木といえるでしょう。


 販売店では、1m~1.5m程度の苗木が売られていますが、ポリポット等に入ったものが多く、植え付けも容易です。

 根がポリポットの中でぐるぐる回っているような状態であれば、根鉢に剪定鋏等で数ヶ所根切りをするか、軽く根をほぐして植え付け、十分に水を与えてください。
 
 肥料については緩効性の肥料を使用するのが便利です。
 
 枝が伸びたら、刈り込み剪定を行ってください。
 
 また、再生力が強いので、大きくなりすぎた場合は、春に強く剪定すると良いでしょう。

 生け垣は道路に面した場所や隣地との境界近くに植えられることが多いため、病虫害が少なく、管理しやすい樹種がお勧めです。(神代)