Q.
15年前に植栽したシマトネリコが弱ってきました。植栽スペースは周りをアスファルトやコンクリートに覆われた90✕40cmです。今まで花を付けなかったのがここ2年花が咲きましたが、元気が無くなってきました。日当たりは良いですが、葉が弱々しく、葉先も部分的に茶色がかってきました。最近根本が白くなっていますが病気でしょうか?
A.
植栽スペースが狭いため根の発達が阻害されて、根詰まりを起こしています。植栽地の広さの割には樹冠部は大きく繁っているのでは?根詰まりのせいで木が弱っていると思われますので、植栽スペースの所々に30~40cmの深さの孔を掘り木炭・竹炭・培養土を混合した土を埋め込み新しい根の発達を促しましょう。冬場に樹冠部を剪定して根系との均衡を図りましょう。また、徒長枝・並行枝・忌み枝等を切除し風通しを良くして、日光が内側まで入るように管理してください。 トネリコ類には白紋羽病という根を侵す病気がありますが、写真で見る限りでは根が腐朽していないようなので、白い部分を剥ぎ取り、内部が腐っているか確かめてください。腐敗臭がなく、根の樹皮が腐朽していなければ病気では無いでしょう。念の為白い部分のある細根を根本から切り取り、太い根はきれいに剥ぎ取り焼却してください。(小河)
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