温州みかんの栽培について

Q.    温州みかんの栽培について質問です。青島晩成、不知火、せとか、はるか、興津早生、宮川早生などを露地で栽培しています。苗木を植えてから7年くらいになります。どのみかんも変な枝で、わかめみたいに色が薄く葉がくねくねした枝が年間を通してでます。この枝を剪定していいのか、なにかほかに原因があるのか、また病害虫なのか、教えていただけないでしょうか?どのみかんも同様な枝が何本もでています。よろしくお願いします。

A.  病徴から見ると、カンキツ温州萎縮病:温州萎縮ウイルス(SDV) の病徴に類似しています。

この病気は接ぎ木の他に汁液でも伝染する。発病樹を中心に除去にではあるが周囲へ拡大したり、伐採跡地に改植するとやがて発病することが明らかで土壌伝染するものと推定されているようです。判断が難しいので近くの農業改良普及所か農業関係の試験場(研究所)に現物を持ち込んでご相談ください。また、被害枝を切るときは、切ったハサミで他の枝を切らない様にしてください。ハサミは消毒すると安全です。 (小河)