Q.
桃の木の幹の複数箇所に、白っぽいブヨブヨした液体の塊のようなものが付いています。
何か対策をしたほうがよいでしょうか?
A.
蛾の仲間のコスカシバという害虫の影響と考えます。成虫は一見したら八に見えます。
桜、梅、桃の樹幹に5~9月頃産卵し、幼虫は2週間ほどで羽化し、そのまま越冬し、翌年成虫になるまで形成層を食べ、加害した穴から木くずとゼリー状の樹脂が排出されるのが特徴です。
防除法は①木くずの出ている場所を目印に樹皮を剥がして捕殺。②殺虫剤で防除するなら、落葉後から萌芽前に樹幹部および主枝に農薬散布します。登録農薬はガットキラー乳剤が50~100倍、散布回数は1回です。(空閑)