Q.レッドロビンのごま色斑点病

Q.
昨年秋より、垣根のレッドロビンにごま色斑点病がでました。

今年の新芽にダコニールを散布していましたが、まもなく葉がすべて落ちてしまいました。
残っている葉にも症状が出ています。

対処法を教えてください。

A.
この病気は本当に猛威をふるっているようで、5月から6月にかけて相談が多数寄せられます。

まず前置きですが、
完全に元の姿に戻るというのは難しいと思ってください。
残念ですが、症状が落ち着く程度の回復しか対処法がありません。

まず、
症状が出ている葉はすべて剪定して、剪定枝等はすべて焼却処分してください。

木全体に症状が出ているような場合は、
1.強めの剪定をする
 1.2メートルの高さに揃えます。太幹のみ残し、すべて切ってしまいましょう。(棒状になりますので、垣根として目隠しの役目は全く果たせない状態になります。)

2.お盆頃、新芽が出たら、ベンレート水和剤2000倍かトップジンM水和剤1500~2000倍を散布します。
3週間おきに3~4回散布します。

以上で、病原菌はかなり減らせますので試してみてください。

しかしながら、近所に病木があればやがてうつります。
地域ぐるみで薬の散布をするなどして取り組むか、
あるいは繰り返すようなら、樹種の入れ替えも検討すると良いでしょう。
(古賀)