Q.
10年くらい前にツバキ(金花茶)を庭に植えました。
現在、2m位になっていますが、移植をしようと思います。
失敗しないコツを教えてください。
A.
大切なことは
①根の張っているところをある大きさの鉢状に掘る(根鉢)時に、鉢を壊さないように掘り取ること
②根鉢の大きさ
です。
具体的には(時間的に余裕があればですが)、
幹の大きさ(直径)の2~3倍位のところを、幹を中心に円状に鉢を壊さないよう注意しながら掘ります。
掘るときに大きな根が出てきた時には、樹木が揺れ動かないように、切らずに根の樹皮をぐるりと剥ぎ取り(環状剝皮)ます。
鉢の直径の半分の深さまで掘ったら、中心に向かって独楽(こま)の底のように斜めに掘り取ります。
その後、円状に掘ったところにバーク堆肥を入れて再び埋め戻して、1年ほど放置します。
1年以上経過してバーク堆肥の外側を掘ると、細根がバーク堆肥内に沢山できてきれいな根鉢が出来ます。
この時に残していた太い根を切り取りましょう。
掘り取った鉢を崩さないように根巻用ヒモで巻いて植えつけ地まで運び、植えつけます。(小河)