Q.庭木の樹皮にひも状のものが・・・

Q.
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はじめに気がついたのが数ヶ月前でしたが、庭木の幹、枝に
写真のようなひも状のものが、何本もぶら下がっています。

写真は八重桜の幹ですが、もみじ、とちのきにも同じものがあります。
まき、松には見当たりません。

庭木は南向きに生えており、水はけもよいです。

私は「虫食い」ではないかと思うのですが、なにぶん初めてのことですので、対処のしかたがわかりません。

A.
ヒモワタカイガラムシの卵のうと思われます。


ヒモワタカイガラムシの卵のうと思われます。
1年1回の発生、5月頃に長いリング状の卵のう(灰白色~白色)を形成します。
書籍では、6月に卵のう内の卵(約3000個)がふ化して葉裏に寄生し、
落葉前に枝・幹に移動して3齢幼虫で越冬すると記載されています。
私はウメで観察したことがありますが、
その時には黄褐色の紐状(写真と類似)にぶら下がっているものが多く、
リング状のものは少ない状態でした。
防除は越冬幼虫にマシン油乳剤を散布する。(小河)