Q.マツノみどり摘み

Q.
 マツノみどり摘みの時期や方法について教えて下さい。

A.
 マツのみどり摘みは、5月下旬から7月中旬まで行います。

 元気の良いマツは時期を遅くした方が、新しい新梢や針葉が短くなり、見かけが良くなります。

 元気の悪いマツは、遅く摘むとほとんど新しい新梢が伸びずに衰弱を早めることにもなりますので、早めにみどり摘みを行いましょう。


 1週間以上かけて1本のマツのみどり摘みを行う場合には、下枝の伸びの悪い枝から始め、先端の成長旺盛な枝を遅くすると、その後の新梢・針葉の長さが同じようになり見かけが良くなります。

 基本的には、新梢は旧針葉と新梢の境目から切り取ります。

 形を整えるために途中から切ることもありますが、出来れば境目で切り取る方が良いでしょう。

 冬場に「もみあげ」といって、みどり摘み後に出てきた新梢(多い時には5~6本)を2本くらい残し、残りの新梢を切り取りますが、みどり摘みの時に枝数が多いと思われたら、残した2本のどちらかを切り取ったり、2本とも切り取ったりして形を整えます。

 そうすることで、全体の枝数を少なくなり作業がしやすく、樹姿もすっきりした形に整えられます。(小河)