Q.植えたばかりのモミジの枯れ

Q.
新宮町在住です。
家の南南東の庭に、約1か月前に2.5mのイロハモミジを植えました。
その後順調に見えたのですが、1週間前の大風の後、若葉が黒っぽくなり縮れていました。
その後、葉に水をかけたりしていますが、縮れた葉は乾燥してパリパリ、手で触ると簡単にとれてしまいます。
根元にオガクズのようなものや孔はありません。
どのような対策を講じればよいでしょうか。

A.
強風による新芽の葉焼け、海から近い場合は、強風により巻き上げられた海水の塩分の付着による被害が考えられます。
後者の場合、葉に水をかけられたのは適切な処置と思います。
お住まいが新宮とのことですが、台風のときなどに強風により巻き上げられた海水が樹木に付着して、葉が赤く枯れたようになることもあると思いますので、今後も台風の後等には、軽く水をかけて葉についた塩分を流し落としてください。
新芽が一部黒くなっているようですが、これから新しい芽が吹いてくるようであれば大丈夫です。
これから葉が出てくると植木の水分要求度も高くなります。完全に根付くまでの水やりが大切です。
自分の持っている水分で一度は芽を出しますが、5月ごろに水切れで枯れることも多いものです。
乾いたら水をたっぷりあげてください。

心配なのは、土が硬そうだということです。
植木から少し離れたところに深さ40~50センチの穴を掘り、水をためて水の引き具合を見てください。
10分くらいで引いてくれると理想的ですが、水はけが悪い場合、植える時に掘った穴の底に水がたまり、根腐れの原因になることがあります。水はけが悪い場合は排水対策を講じる必要があります。
また、これからアブラムシも発生します。発生したらすぐに殺虫剤で早めに駆除しましょう。(神代)