Q.
ラカンマキに害虫がいました。
調べたら「キオビエダシャク」という虫でした。
どうしたら防除できますか?
A.
「キオビエダシャク」は南方性の虫で、幼虫がイヌマキやラカンマキの葉を激しく食害し、ひどいときには丸裸になるまで食害し、木が枯れることも多いようです。
4月から10月にかけて、
卵→幼虫→成虫→卵
というサイクルを1年に4~5回繰り返すため大発生となることも多く、鹿児島県内では今年も激しい被害が報告されています。
虫が少数しかついてないときには木をゆすって落ちてきた虫を補殺することも可能ですが、多数の虫が発生した際には薬剤散布が必要です。
薬剤としては、トレボン、スプラサイド等が有効のようです。
団地等で大発生の際には、周辺地域一斉駆除の必要があると思います。
(成虫が飛んでくるため、一軒の家だけの消毒では効果が薄い)
成虫は羽に黄色の模様、筋があり、比較的見分けやすい害虫ですので、日頃より注意しておき、発生初期に対処することが必要です。(神代)
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PASS:
[卵→幼虫→成虫→卵]
とありますが、サナギもあると思いますが、なぜいれたないのですか。なにか理由があるのでしょうか?
また、サナギは土の中とききましたが、土の中で羽を広げて土中からでてくるのでしょうか。教えてください。
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PASS:
粗皮の間に産卵された卵は10日間くらいで孵化し、約1ヶ月位で5㎝前後の幼虫に成長します。
幼虫は木の根元の土中にもぐり、そこで蛹(茶褐色で紡錘型)になります。
蛹は土中深く潜るわけではありませんので、成虫の羽化は地上面で行われることになると思います。(小河)