Q.ツバキの病気

Q. 
樹齢100年以上、幹周り40cm、高さ2m位のツバキが、
一昨年夏の終わりごろから枯れ始めました。
専門家に相談しましたら、胴枯病及びならたけ病で
何をしても無駄だと言われました。
しかし、ネットで調べましたところ、
根を外科手術する方法などが載っていましたので、
何か有効な方法はないものでしょうか。

A. 
ツバキには枝や幹の病気として、
絹皮病・黒あざ病・さめ肌病・紅粒紋羽病・黄色紋羽病などが
記載されています。
どの病気がどの部位にどの程度発生しているかによって、
対処方法が異なるでしょう。
 
ならたけ病ですが、根株付近の幹患部や腐朽した根の
樹皮を剥ぐと、独特の白色で扇状をした
菌糸の塊(扇状菌糸膜)が認められ、きのこの匂いがします。
また、10月頃には根株や根にきのこが束状に発生することも
あります。地際部や根の殆どが侵されているようでしたら、
手遅れかもしれません。被害が一部に
偏っているようでしたら、被害部周辺の土を掘り、
健全な部分を少し含め被害部を取り除いて、
切り口に薬剤処理(殺菌癒合剤)をしたのちに、
新しい土で埋め戻す方法も可能でしょう。
 
それから、ツバキには地際や根を侵す白紋羽病も
発生しますので、もう一度専門家に
良く相談してください。(小河)