Q.
ゴヨウマツの剪定などの時期と、枝作りの方法を教えて下さい。
A.
ゴヨウマツは、新芽が固まる7~8月頃に、長く伸びた芽(新梢)を剪定します。
枝の裏側から見て、枯れ枝、込み合った枝、細い枝を間引き、枝振りを作るとともに、風通しを良くします。
また、根元の枝などは、根張り(根が地上部に出ている状態)が観賞できるように、切り取ることもあります。
それに、枝を調整する時期は、枝が曲げやすい6~7月が良いでしょう。
それと、幹の風情も観賞できるように(難しいでしょうが)調整しましょう。
また、ゴヨウマツ類(チョウセンゴヨウ・ヒメコマツ・ストローブマツんど)には、モモノゴマダラノメイガ(針葉樹型:マツノゴマダラノメイガ)が寄生します。
集団で針葉を綴って食害し虫糞を出すので、直ぐに見つけることが出来ます。
成虫は年に2回発生(6~7月、8~9月)し、集団で葉を綴った巣の中で冬を越し、翌春に巣の中から頭を出して針葉を食害します。
巣の中で生活するので、殺虫剤の散布効果が少ないので、出来れば巣毎取り除く方が確実です。
どうしても殺虫剤の散布が必要な場合には、食害が旺盛で盛んに虫糞が出ている時期(成虫発生時期)に、スミパイン乳剤1,000倍液を10日おきに2~3回散布しましょう。(原田)