Q.クロマツのみどり摘み

Q.
自宅にクロマツの庭木が2本あります。
みどり摘みをした方が良いですよと言われましたが、時期と要領を教えてください。


A.
クロマツを植えられる方は少なくなりましたが、手入れの良いマツは品格があり、美しいものですね。
「みどり摘み」は6~7月上旬にかけて行いますが、新芽の伸びの良い木は遅く、伸びの悪い木は早めに行います。
今年伸びた芽を付け根のところから切り取るのが一般的です。

クロマツには、マツの材線虫病(いわゆる松くい虫)やマツカレハ(マツケムシ)、葉ふるい病などの病害虫が発生します。
松くい虫・マツカレハ防除には、5月中旬・6月上中旬・6月下旬か7月上旬の3回、スミパイン乳剤(150~200倍)、エコワン3フロアブル(100~200倍)、マツグリーン液剤(1000倍)等の薬剤を散布しましょう。

葉ふるい病予防には、「みどり摘み」後に伸びて来る新芽の新葉が開き始める7月中旬ごろから2~3週間に1回、10月上旬までキノンドー水和剤40(500倍)やドウグリン水和剤(1000倍)の殺菌剤を散布しましょう。(小河)