Q.美しいウメの木の姿を保ちたい

Q.
ウメの30年生くらいは、まだ青年期と聞いたことがあります。
若木から老木へと、その成長していく姿の変化もまた美しいですが、こうした美しいウメの姿を楽しむために、注意すべきポイントを教えてください。


A.
ウメの木は必ず徒長枝が発生します。
放任すれば、葉張り・枝張りも高さと同じくらいに生育して、手のつけられない状態になります。
若木の時から剪定が重要です。
若木の古木で、腐朽して風で折れそうだったり、枝の重みで太枝が折れそうな庭木がたくさんあります。
これは、太くなりすぎた枝をバッサリ切って、切り口から腐れが入ってそうなっている場合が大半です。

若木の頃から適切に剪定していれば、このようなことにはなりません。
少し放任した木を剪定する場合は、ピンポン玉より大きい枝を切って、切り口に殺菌剤ぺーストなどを必ずつけてください。
腐朽が一番困るということと、若木の頃から適切な剪定をしておくことが、ウメの木の管理のポイントです。

また、太枝を切った年は肥料を多めにやってください。木に活力を与えて、切り口の巻き込みを早くしてやるのです。
太宰府のウメを見に行くと非常に参考になりますよ。(古賀)